- 1.老齢基礎年金の計算の仕方
- 2.老齢厚生年金の計算の仕方
- 3.「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の「受給要件と受給開始年齢」
- 老齢厚生年金の「繰り上げ受給」と「繰り下げ受給」のポイント
- 正確なシミュレーションサイトリンク
- 参考にした本(アフィリエイト)
- 関連記事
こんにちはミムです。
今回は、老後に貰える2つの年金である「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の2つの年金のザックリと簡単な計算のやり方(シミュレーション)について書こうと思います。
起業に属している会社員の方は2つの年金、自営業の方は老齢基礎年金の部分は参考になると思いますので、参考にして頂ければ幸いです。
あくまでザックリとしたシミュレーションなので「絶対にこの金額が貰える」とは限りませんので、目安程度にとどめて頂ければと思います。
1.老齢基礎年金の計算の仕方
779300円(満額)×保険納付期間(月数)/480カ月=年間で貰える老齢基礎年金額。
例 保険料免除期間2年、22歳から60歳まで国民年金の保険料(16340円/月)を収めた場合。
60歳-22歳=38=保険料納付期間は456カ月。
779300円×456カ月/480カ月=年間740335円の受給になります。
※779300の満額は、改定率(経済マクロスライド)により、変動する事があります。ここでは、2018年4月~2019年3月までの金額を参考にしています。
2.老齢厚生年金の計算の仕方
{平均標準報酬月額×7.125/1000×2003年3月までの被保険者期間の月数}+{平均標準報酬額×5.481/1000×2003年4月以降の被保険者期間の月数}=年間貰える老齢厚生年金額。
例1 1994年4月入社、2036年3月末退社予定。2003年3月以前の被保険者期間が10年、平均標準報酬月額は25万円。2003年4月以降の被保険者期間が32年、平均標準報酬額は40万の予定。とした場合。
{250000円×7.125/1000×108カ月}+{400000円×5.481/1000×396カ月}=年間1060565円の受給になります。
例2 2004年4月入社、2046年3月末退社予定。被保険者期間は42年で平均標準報酬額は50万の予定。とした場合。
500000円×5.481/1000×504カ月=年間1381212円の受給になります。
※平均標準額報酬月額とは「標準報酬月額の合計」を「被保険者であった期間の月数」で割った額です。
※平均標準報酬額とは「標準報酬月額と標準賞与額の合計」を「被保険者であった期間の月数」で割った額です。
※標準報酬月額は会社が支払う1カ月の給与額の事です。基本給、役付手当、通勤手当、残業手当なども含まれます。4月~6月に支給された報酬の平均額(報酬月額)により等級が決定され、等級ごとに定められた金額の事です。
こちらのサイトで、上の画像を調べる事が可能です。
3.「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」の「受給要件と受給開始年齢」
受給要件とは、受給する資格があるか無いかを判断するための条件です。
「老齢基礎年金」
「老齢基礎年金」の受給要件は受給資格期間(保険料納付期間等)が10年以上である事です。
受給を開始できる年齢は、60歳~70歳の間で受給を開始する事が可能です。
ただし、60歳~64歳までに年金の受取りを開始する事を繰り上げ受給と言い、繰り上げた月数×0.5%が年金から減額されます。
逆に、66歳~70歳までに年金の受取りを開始する事を繰り下げ受給と言い、繰り下げた月数×0.7%が年金額に加算されます。
65歳で年間740335円の受給を5年早めの60歳の時に受給を開始をすると、60カ月×0.5%=30%減の年間518235円の受給になります。
逆に5年遅めの70歳の時に受給を開始すると、60カ月×0.7%=42%増の年間1051275円の受給になります。
「老齢厚生年金」
「老齢厚生年金」の受給要件は、老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている事(老齢基礎年金が貰える事)と、厚生年金の加入期間が1カ月以上である事の2点です。
受給を開始できる年齢や、「繰り上げ受給」と「繰り下げ受給」の計算方法は、老齢基礎年金の時と同じです。
65歳で年間1381212円の受給を5年早めの60歳の時に受給すると、30%減額の966849円の受給になります。
逆に5年遅めの70歳の時に受給を開始すると、42%増額の1961321円の受給になります。
老齢厚生年金の「繰り上げ受給」と「繰り下げ受給」のポイント
・老齢厚生年金の繰り上げ(早めの受給)は老齢基礎年金と同時に行わなければならない。
・老齢厚生年金の繰り下げ(遅めの受給)は老齢基礎年金の繰り下げと別々に行うことが出来る。
豆知識
65歳から70歳までの5年間、1年250万のお金がかかるとすると、5年間で1250万円。
このお金を貯めて、繰り下げ受給を行い、長生きリスクに備えたりする事も可能です。
正確なシミュレーションサイトリンク
参考にした本(アフィリエイト)

みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2018-2019年 (みんなが欲しかった! シリーズ)
- 作者: 滝澤ななみ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
![みんなが欲しかった!FPの教科書 3級 2018-2019年版[本/雑誌] / 滝澤ななみ/著 みんなが欲しかった!FPの教科書 3級 2018-2019年版[本/雑誌] / 滝澤ななみ/著](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/neowing-r/cabinet/item_img_1210/neobk-2232578.jpg?_ex=128x128)
みんなが欲しかった!FPの教科書 3級 2018-2019年版[本/雑誌] / 滝澤ななみ/著
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 資格・検定 > ビジネス関係資格 > その他
- ショップ: CD&DVD NEOWING
- 価格: 1,760円
関連記事
現在貰える年金額を知るのに参考になる記事についてはコチラ