介護福祉士とは?

介護福祉士とは?】

介護福祉士とは、国家資格の名称であり、資格の取得者の事を指します。介護福祉士試験に合格し、厚生労働大臣の指定する指定登録機関(試験センター)に登録すると、有資格者とみなされます。

 ※登録するのに9000円の収入印紙と、登録手数料3320円の支払いが必要です。

 

【どうやって資格を取るの?】

介護福祉士の有資格者になるには3つの道があります。

資格を取る順番は、一般的には「介護職員初任者研修」→「介護職員実務者研修」→「介護福祉士」だと思います。

 

1.介護施設にて実務経験を積んで、介護福祉士を目指す。

・受験資格は「対象となる施設にて、対象となる職種での従業期間を3年以上、かつ従事日時540日以上」「介護職員実務者研修」の受講が義務付けられています。

 

※ 「介護職員初任者研修」は必須ではないようです。しかし、いきなり「介護職員実務者研修」を受講すると難易度が高いかもしれませんので、前段階として「介護職員初任者研修」を受講しておくのも選択肢に入れても良いと思います。

 

【対象となる介護施設

訪問介護、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護通所介護、養護老人福祉施設、介護老人保健施設、ケアハウス、児童自立支援施設、地域福祉センター、病院、診療所など

 

【対象となる職種】

・介護職員、介護従事者、介護従業者、介助員、看護補助者など

 

【対象とならない職種】

生活支援員、心理指導担当職員、医師、看護師、理学療法士作業療法士言語聴覚士、介護支援専門員、調理員、栄養士、運転手など

 

例・・・小規模多機能型居宅介護の介護職員として3年間以上配属され、540日以上出勤し、 高齢者を対象に介護等サービスを提供し、介護職員実務者研修に合格をしていれば、介護福祉士試験を受けられる。

 

2.福祉系高校を卒業する。

①福祉系高校

2009年に入学された方は卒業後に介護福祉士試験の「筆記」を合格すれば資格の取得が可能です。

2009年前に入学された方は卒業後に介護福祉士試験の「筆記」と「実技」を合格すれば資格の取得が可能です。

※介護技術講習会を受講していれば、「実技」が免除になります。

 

②福祉系特例高等学校

2009年以降に入学された方は卒業後に実務経験を9カ月以上を経験し、介護福祉士の「筆記」「実技」に合格すれば資格の取得が出来ます。

※介護技術講習会を受講していれば、「実技」が免除になります。

 

3.介護福祉士養成施設へ通う。

介護福祉士養成施設とは、厚生労働大臣指定の学校の事で、四年生大学、短期大学、専門学校などの種類に分けられます。

 

【養成施設に通う期間】

普通科の高校を卒業した方

⇒2年

 

・福祉系大学、社会福祉士養成施設、保育士養成施設のいずれかを卒業した方

⇒1年

 

【今後の養成施設卒業生の資格取得について】

2017年度~2021年度に養成施設を卒業する人は、試験を受けて合格しなくても、登録申請すれば「卒業後の5年間は資格取得者」とみなされます。

 

継続して資格を有効にする条件

・卒業後5年間のうちに、試験に合格する。

・ 卒業後5年間続けて介護業務を行う。

 

※2022年度以降の卒業生に関しては、「卒業後の5年間は資格を取得していない」としてみなされるので、頑張って合格しましょう。

 

【取得するとどうなるの?】

介護福祉士の資格を取得すると、「専門知識や技術を活用」し、主に高齢者や障害者などを対象に、その人の自宅もしくは施設にて介護サービスを行うことが出来ます。また、介護職員や要介護者の家族に対して指導や助言ができるようになります。

 

②法の改正により「一部の医療行為(喀痰吸引や経管栄養など)」を行う事が可能になります。

 

③必要条件を満たした場合、要介護者のケアプランを作成する「ケアマネージャー(介護支援専門員)」や、介護福祉士養成校などで「教員・講師」になる道も開けます。

 

④資格手当により給与が上がるかもしれない。具体的には5000円~10000円程度の給与アップが見込めます。ただし、資格手当のない企業もあるので過度な期待は禁物です。 

 

⑤義務と罰則が生じる

例として

秘密保持の義務

・正当な理由なく、業務上知りえた人の情報や秘密について漏らしてはならない。介護福祉士でなくなった後においても守らなければならない。

 

違反した場合

・1年以下の懲役または30万円以下の罰金。

・登録の取り消し、または期間を定めて介護福祉士の名称の使用禁止。

 

具体的には個人情報と呼ばれる、個人を特定できるもの。

名前、年齢、性別、住所、電話番号、メールアドレス、銀行口座、クレジットカード番号などを、基本的にむやみやたらに他人へ教えないことが重要です。

 

【主な仕事内容】

介護福祉士の主な仕事内容は、直接体に触れて行う「身体介護」、家事全般のお手伝いをする「生活援助」、介護を行う人への「指導や助言」の3つです。その他にも条件付きですが「医療行為」を行うことが可能です。

 

1.「身体介護」とは、排泄の介助、食事介助、入浴介助と呼ばれる三大介助の事です。

その他にも、着替え、車椅子への移乗、外出介助など多岐に渡ります。

 

2.「生活援助」は、居室やトイレなどの清掃、服の洗濯、調理などの日常生活の援助を行います。

 

3.「指導や助言」は、介護職員や、介護を行う家族に対し、介助のやり方を伝えることが出来ます。

 

その他:「医療行為」と呼ばれる、定期的に痰を取り除く「喀痰吸引」や大概から管を通して栄養や水分を与える「経管栄養」等の業務を行うことが出来ます。

※ただし、この2つは医師の文書による指示が出ているか、計画書が作成され、家族から同意を得ているかなどの条件を必要とするので注意が必要です。

 

 【無資格との業務内容の違い】

 上記の主な仕事内容の1.身体介護と2.生活援助は無資格で行えるサービスです。

※「訪問介護員」は「介護職員初任者研修」が必要です。

3.の指導と助言、その他の医療行為は「介護福祉士」が必要になります。

※繰り返しになりますが医療行為に関しては十分注意して下さい。

 

【給料に関して】

ネットで調べると、 介護福祉士の月給は手取りが15~17万円前後で、年収は250万〜400万くらいが一般的です。 決して、他の業種と比べて高い給料とはいえません。

と書いてありましたが、新卒であれば大体の企業が20万円前後が相場な気がします。

私の場合は、大卒で基本給20万円と+α処遇改善手当2万円=22万円です。

2020年に介護福祉士を取って、施設の管理者を目指す感じです。

 

【1日のスケジュール】

小規模多機能型居宅介護の例

6:00~ 起床、トイレ誘導、洋服へ更衣、朝食準備

7:00~ 朝食、食事介助(見守り)、利用者の送迎、訪問開始

9:00~ 健康チェック(血圧、脈拍、体温測定など)

10:00~ 入浴介助、個別の機能訓練、申し送り

11:30~ 昼食準備

12:00~ 昼食、食事介助(見守り)

13:00~ 機能訓練、レクリエーション実施、散歩

15:00~ おやつタイム

16:00~ 帰宅準備 トイレ誘導、フロア清掃、夜勤へ申し送り

17:00~ 送迎、夕食、食事介助

18:00~ トイレ誘導、寝巻に更衣

20:00~ 訪問終了、就寝、記録整理、翌日の記録の用意、2時間おきに巡視、洗い物、洗濯、フロア清掃、トイレ掃除、翌朝の朝食準備

 

訪問介護の例

7:30~ 事業所から利用者宅へ訪問

8:00~9:00 生活援助【1時間】(1F.2Fのトイレ掃除や掃除機掛け、ごみ捨て)

10:00~10:30 身体介護【30分】(服薬、更衣、リハビリパンツ交換、陰部清拭、デイサービス送り出し)

10:40~11:40 事務所にて休憩

12:00~13:00 身体介護【1時間】(オムツ交換、陰部洗浄、昼食一部介助、全身清拭、更衣、服薬)

13:00~14:00 身体介護【30分】(オムツ交換、陰部洗浄、昼食見守り、服薬)

14:30~16:00 事務所にて書類整理、休憩

16:30~16:50 身体介護【20分】(デイサービスお迎え、車からベットまでの移動介助)

 

【プログ主の個人的な意見】

私は介護福祉士を2020年に取得する予定なので、介護福祉士について語れることはありませんが、ネットや職場などの周りの意見を聞いていると、無資格と介護福祉士の大きく違うところは、そんなに無いのかなと思っています。

無資格でも小規模多機能型居宅介護では、食事、入浴、排泄といった三大介護が出来てしまいますので。

取るのであれば、看護師の方がオススメです。

より医療の事について詳しく学べる機会が多くなり、出来る業務が多くなりますし、あとは給料の面でも介護福祉士より良いので(笑)

 

ただ介護福祉士を取得すると、企業によって少しだけ手当が増えるので、若いうちにとっておいた方が良いと思います。

あとは取得したら一部の医療行為ができるので、救える命が増えると思います。

私の場合、痰絡みのある人のところへ訪問すると、息が出来なくて苦しそうでした。

資格を持っていない、知識や実務がないために、喀痰吸引を行えず救える命を救えなかった経験があります。

多分すごく稀なケースだと思いますが、いざという時には役に立つと思います。

 

以上の内容がお役に立てれば幸いです。

どうぞよしなにお願いします。